インフラ系エンジニアという縁の下の力持ち

IT業界の中でも、インフラ系や基盤系と呼ばれる分野は、かなり特殊なものです。
学生や新人のみならず、経験年数のあるプログラマやアプリケーション系のシステムエンジニアであっても、これらの分野が具体的にどのような存在であるか、詳細を知らないことが多いです。

仕事内容としては、インフラに携わるシステムエンジニアは、サーバやマシンといったハードウエアおよび、OSやソフトウエアの導入(インストール)や構築(パラメータの設定など)を行います。
要件に応じたハード・ソフトの選定・設計をメインに担当する、導入されたものの構築をメインに担当する、といった形で分かれていることも多いです。

あくまでも器となるハード・ソフトの導入や初期設定を担当するため、javaやCといったプログラミング技術については、学生や趣味でやっている人に遠くおよばないことも多いようです。

仕事の中で特徴的な点として、サーバルーム、またはマシン室と呼ばれる、湿度や温度が一定に保たれた特殊な部屋での作業が多いことがあげられます。

このサーバルームは、マシンが熱暴走等を起こさぬよう適温に設定されていて、人間にとってはかなり厳しい環境(寒い・送風音が大きすぎる)であることが多く、体力・精神の両面でこたえます。
電子機器類の持ち込みは一切禁止で、日が入るような窓の類は全くありません。
導入後に障害などが発生した場合は、復旧するまでは昼夜問わず缶詰状態となり、大変過酷な勤務を強いられる場合もあります。
インフラに携わるということは、日の差さぬ、縁の下の力持ちになることとといっても過言ではありません。

ただ、今後需要が高まるインフラエンジニアでも、企業から求められる人材は「自分自身を高める努力ができる人」であろうと思います。
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