株式市場に上場する意味とメリット

株式会社とは株式発行をし、株主に株を取有してもらう代わりに発行株の額面のお金を預かり、その資金を会社経営に利用し、利益が出れば出資配当として支払う仕組みを持ちます。

株式市場に株を公開している企業を上場企業といいます。
上場企業といっても市場1部、2部に東証マザーズ、東証ジャスダックなどの市場に分かれ、1部、2部に関しては野球チームで言う1軍、2軍のようなもので、市場1部の企業は比較的規模が大きく、信頼性において高いです。1部企業は投資相手が多く、株式発行額においても多くなっています。

近年、起業が増加するIT企業では、ジャスダックやマザーズという新興市場と呼ばれる市場で上場を果たす企業が多いでしょう。
IT関連のベンチャー企業の株式公開の場合、価格が乱高下する傾向があり、とくに初期でIPO株価が高くなる傾向があり、その後株価はしばらく下がるという傾向が見られる企業が多いです。
IPO株において投資家が期待することは、公開直後に人気が上昇し利食いすることが狙いとしてあります。

株式公開は、企業が設備投資や事業経営に活用する資金を市場を通じて調達することで市場全体を活発にする目的があり、初期で株価が乱高下することが資金調達面においてメリットが高いでしょう。
株式市場は証券取引法などの法の下で監視されており、3か月ごとに四半期決算を公開し、財務状況を株主に監視されます。
資金調達に成功して業績が向上すれば投資家に信頼性は高まり、企業規模が拡大するチャンスがあります。